放棄茶園の再生

今、焼津市の高草山周辺では、茶農家の高齢化と茶葉の安値で放棄茶園が急速に広まっています。高草山では乗用の機械が使えないため、平地の茶園よりも、体力的にも厳しいのです。ある日、高草山の中腹にある笛吹段公園まで散歩していくと、公園の前に放棄茶園の再生という看板が立っていました。そう言えば、以前、そこで放棄されていた茶樹を掘り起こしている人がいたのを思い出しました。ここは公園の目の前で、放棄茶園は景観上良くないな~と思っていましたが、再生する方がいたのです。ある時、その方が焼津市内の有名な茶業会社の社長さんだと知りました。業種が茶業だから、放棄茶園の再生かと思う人もいるかもしれませんが、非常に大変な仕事です。狭い間隔で植えられた多くの茶樹が放棄されると、背が高くなって根が張り、抜くのが大変です。平地でしたら、パワーショベルが使えますが、ここでは使えません。2022年3月から開始されたので、まだ1年半ぐらいです。今後とも見守っていきたいと思っています。 

志太平野を一望できる場所で放棄茶園を再生が行われています。
焼津港も見えます。
お茶の木です。
ただ今、再生中
この公園のすぐ目の前です。

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