木殺しとは板材を柔らかくして、所定の形状に変形させる工程です|A001|素材は檜です |
|A002|製材したものを屋上で3~4ヶ月乾燥させます |
|A003|湯につけて柔らかくします |
|A004|ころを使って、曲げます |
|A005|かなりの力が必要です |
|A006|あっという間に終わります |
|A007|曲げ終わったものです |
|A008|ここから木型を使います |
|A009|木ばさみと言います |
|A010|木型に胴材を嵌める |
|A011|木型から外す |
|A012|木ばさみで固定する |
|A013|木殺し工程が終わりました |
|A014|2-3日間乾燥させます |
樺縫いとは、山桜の樹皮を使って縫い上げる工程です|B001|上から順に、木ばさみ、山桜の皮、目刺し |
|B002|一度型に嵌めてから、取り出します |
|B003|山桜の皮を口にくわえて、木ばさみで胴材を固定します |
|B004|目刺しで穴を開ける |
|B005|山桜の皮を縫い込む |
|B006|山桜の皮を締め込む |
|B007|一瞬の動きは非常に速い |
|B008|山桜の皮を止めます |
|B009|山桜の皮で端を止めて終わり |
|B010|カバ縫いは、必ず蓋と本体のペアで行います |
|B011|山桜の皮の縫い目です |
底入れ|B012|底入れ準備 |
|B013|底材カット |
|B014|底入れが終了しました |
下地|C001|柿渋と弁柄(酸化鉄赤)を混ぜた顔料を2回塗ります |
こくそ|C002|底板を外して、胴の縁に漆をつけていきます |
|C003|底板を嵌めます |
|C004|継ぎ目に漆を塗っていきます |
|C005|「こくそ」工程終了です |
面取り|C006|カンナで角を削っていきます |
|C007|板材には木目があり、それがいつも揃っているとは限りません。カンナを使うと、深く削りすぎてしまいます。そんなときには切り出しナイフを使います |
錆付け|C008|生漆と砥の粉を混ぜたサビ漆を竹のヘラで、底の縁と縫い合わせの部分に塗りつけます。ここでは底の部分を塗っていますので、「底サビ」と呼んでいます。 |
|C009|縫い合わせの部分は、「カバさび」です |
渋下地|C010|柿渋を塗って、渋下地が終了した姿です |
漆塗り (この工程だけで漆室に5日間すし詰めになります)|C011|中段右側の3個以外が漆を塗る前のメンパです |
|C012|漆とハケです |
|C013|漆塗りは埃が厳禁なので、ガラス越しに撮影しています |
|C014|手早く、底の部分を塗っています |
|C015|内側の部分を塗っています |
|C016|側面を塗って終わりです |
|C017|漆塗りが終わると、湿気のある室(むろ)で乾燥されます。この工程は2回繰り返されます。 |
|C018|出来上がりました。ただし、漆が美しくなるのはこれから何ヶ月も経過してからなのです。 |
|C019|数ヶ月するとこうなります。 |